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- 2016年10月25日
ワトソン
2015年01月 患者さんは、医師から「急性骨髄性白血病」と告げられ、2種類の抗がん剤を組み合わせた標準治療を受けましたが、症状は悪化し、40度近い高熱や意識障害、さらに肺炎も発症しました。原因がはっきりしないまま、敗血症等で死亡する可能性もありました。そこで病院は、人工知能にその原因を探らせることにしました。患者さんの遺伝情報を調べ、遺伝子の変化をピックアップして人工知能に読み込ませ、原因を分析させました。すると10分後には、当初診断された「急性骨髄性白血病」ではなく、「STAG2」と呼ばれる遺伝子の変化が根本原因の「二次性白血病」だという判断を示してきました。病院はこの判断を参考に治療方針を変更し、抗がん剤の種類を変えました。入院から8ヵ月後、患者さんは無事退院できるまでに回復しました。 人工知能は「ワトソン(Watson)」といいます。5年前に米国の人気クイズ番組「Jeopardy!」で、人間のクイズチャンピオンを破って一躍注目を集めました。その後、東京大学医科学研究所、IBMは共同研究を開始、2,000万件におよぶ研究論文、1,500万件
- 2016年10月25日
第5回 おしゃべり会が開催されました
日 時: 2016年10月25日(火) 13時00分~15時00分
会 場: 駒込病院 3F患者サロン
テーマ: 「アピアランス」ケアについて
講 師: 駒込病院内美容室「こもれび」 是枝店長 ウイッグ、爪のケア製品、脱毛のケア製品、帽子等を展示しました。 内容のポイント 1.現在、病院と共に取り組んでいること 資料「抗がん剤治療を受ける皆様へ」は、乳腺外科の医師と共に作成したものです。 乳腺、婦人科は、通院での治療が主なので、アピアランスケアが即必要となります。抗がん剤の種類によって、脱毛の状態が異なるため、美容室では一人一人に合ったケアを提供しています。 治療中、もしくは治療終了後一年前後の患者さんを中心に、アピアランスケアを行っていますが、今後は社会復帰している方々も気軽に相談できるようなサービスを提供していきたいと思っています。また、情報提供の場が美容室のみなので、「支援センター」の設置が理想です。また、エビデンスが少なく臨床結果がないため、時間をかけて試しながら確立していく分野です。 2.美容室へ来る患者さんの相談について 相談が